こんにちは!ラポ-ル豊明です。
今回は、豊田市にある「小原和紙のふるさと」にお出掛けしてきました。
小原和紙のふるさとは、愛知県豊田市小原地区(旧小原村)で生まれた豊田小原和紙工芸の普及発展を目的に設置された参加体験型の博物館です。
豊かな自然に囲まれた施設には、紙すき体験実習をおこなう「和紙工芸体験館」、
豊田小原和紙工芸や総合芸術家藤井達吉の美術工芸作品、 全国の和紙資料を紹介する「小原和紙美術館」、本格的に取り組みたいクリエーターやワークショップに利用していただける「和紙とうるし工房」、和紙原料植物を栽培する「見本園」、 小原の自然を満喫できる「遊歩道」などがあります。
葉すきは、植物の繊維を染色したものを絵の具がわりにして、紙をすきながら絵を描く、小原地区特有の美術工芸で、和紙工芸体験館では、豊田小原和紙工芸の「絵すき」「字すき」「葉すき」「うちわ作り」「壁かけ」を制作体験ができます。その中から「葉すき」を体験してきました。
工房に入ってエプロンをして、指導員の方からコウゾを原料とした和紙の作り方の説明がありました。
いざ!紙すきにチャレンジ木枠のスノコに水に解かれた繊維を一気に流し入れ、真剣な眼差しで前後左右に揺り動かしながら水をろ過し、繊維を染色した絵の具で色をどこに付けようか考えながら手を動かし、紙すきもそろそろ終盤です。
可愛く型どられた和紙を5枚選んで好きな位置に飾り付けてから金箔水を掛けて完成です。
後は、20分間の乾燥。乾燥していただいている間に、小原和紙美術館で日本各地の和紙産地で製作された和紙標本や和紙工芸などが展示、工芸家で小原和紙工芸の創始者であった藤井達吉さんの作品展示や現在活躍中の工芸作家さんの作品展示を観て来ました。感性豊かな子供たちは、作品を眺めて「僕これが好き、私はこれが好き」「観て観て凄いよ」と色々と教えてくれました。
工房に出来上がりの葉すきを取りに向かいました。世界に一枚しかない葉すきに子供たちの顔は嬉しそうでした。
とても良い体験が出来た事に“ありがとうございます”の気持ちでいっぱいです。
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